2012年 04月 04日
ケラツツキ2種 |
いやはや、昨日からすごい天気である。東海地方は風雨だけだったが、北や西ではあちこちで雪が降ったらしい。自由律俳句の偉人尾崎放哉は
どつさり春の終りの雪ふり
と詠んだが、今回は「どつさり春の半ばの雪ふり」という感じか。
今日は北海道のキツツキ。航路の後は、見たかったヤマゲラとクマゲラを見ることができた。
話はそれるが、日本産のキツツキでは、アリスイ以外はすべて「○○ゲラ」という名前になっている(キタタキは絶滅したからね)。これはキツツキの古名が「けらつつき」であったことの名残と思われる。そもそも、平安時代前期の古辞書『倭名類聚抄』を見ると、樹の中の虫を好んで食べる鳥について「天良豆々木」と万葉仮名で書いてある。つまり、平安時代は「てらつつき」と呼ばれていたわけだ。それが何らかの理由によって「けらつつき」になり、「きつつき」になったのであろう。そして、名前にだけ化石的に「けらつつき」の一部「ケラ(ゲラ)」が残ったのである。私の興味は「けらつつき」が「てらつつき」に変化した理由であるが、真剣に調査したことはない。
で、なぜか海外のキツツキの和名には「○○キツツキ」というがいる。例えばドングリキツツキ。ドングリゲラでもよさそうなものだが。現に、海外のキツツキでもゲラはいっぱいいる。サバクシマセゲラとか。これはどういうわけだろうね。和名のつけ方なんて多分に恣意的だから、気にするだけ意味ないかもしれないけど。
今回、ヤマゲラはポイントに行った初日に見られた。クマゲラは三日目(最終日)にやっと。オスも見たかったが、ぜいたくは言えない。あとはコアカゲラとミユビゲラだが、コアカゲラなんて一生見られる気がしない。況やミユビゲラをや。
どつさり春の終りの雪ふり
と詠んだが、今回は「どつさり春の半ばの雪ふり」という感じか。
今日は北海道のキツツキ。航路の後は、見たかったヤマゲラとクマゲラを見ることができた。
話はそれるが、日本産のキツツキでは、アリスイ以外はすべて「○○ゲラ」という名前になっている(キタタキは絶滅したからね)。これはキツツキの古名が「けらつつき」であったことの名残と思われる。そもそも、平安時代前期の古辞書『倭名類聚抄』を見ると、樹の中の虫を好んで食べる鳥について「天良豆々木」と万葉仮名で書いてある。つまり、平安時代は「てらつつき」と呼ばれていたわけだ。それが何らかの理由によって「けらつつき」になり、「きつつき」になったのであろう。そして、名前にだけ化石的に「けらつつき」の一部「ケラ(ゲラ)」が残ったのである。私の興味は「けらつつき」が「てらつつき」に変化した理由であるが、真剣に調査したことはない。
で、なぜか海外のキツツキの和名には「○○キツツキ」というがいる。例えばドングリキツツキ。ドングリゲラでもよさそうなものだが。現に、海外のキツツキでもゲラはいっぱいいる。サバクシマセゲラとか。これはどういうわけだろうね。和名のつけ方なんて多分に恣意的だから、気にするだけ意味ないかもしれないけど。
今回、ヤマゲラはポイントに行った初日に見られた。クマゲラは三日目(最終日)にやっと。オスも見たかったが、ぜいたくは言えない。あとはコアカゲラとミユビゲラだが、コアカゲラなんて一生見られる気がしない。況やミユビゲラをや。
by masurawobird
| 2012-04-04 23:02
| 野鳥